海辺で砂浜に行くと、蟹が泡をふいているところを時々見かけます。
これは何のかなと思って蟹を触ったりしても何にも反応してくれません。
どうしてでしょうか?
それもそのはずです。
そのかには息ができなくて死にそうになっています。
呼吸の仕方は基本的に魚の呼吸の仕方と一緒です。
つまりエラ呼吸ですね。
水分が脚の付け根から入りエラであるガニを通り、呼吸をするために口の近くにある出水孔と呼ばれる場所から外へと出ていくんです。
口の周りに生えている細かい毛があり、この毛を振動させて伝い吸った水が流れる仕組みになっています。
またこの毛があるおかげでエラにゴミが詰まらないようになっています。
蟹は水の中にある空気を取り込み呼吸をしています。
そして水から出た際にエラが多くの水分を含んでいるので呼吸は出来ていますが、水が無くなる頃には粘り気が増してきます。
空気と粘り気が混じってしまうので泡ができてしまうんですね。
カニの口の周りにある出水孔から泡が出て呼吸ができなくなるという事態に陥ります。
死にかけの呼吸困難に苦しんでいるカニは見たくないですね!
美味しい蟹は脚を触ってボコボコしない、持った時に重いもの、殻が硬い、生きていてすごく元気なヤツ!です。
甲羅や関節が黒く変色している、脚を触ってみてボコボコする柔らかい蟹は脱皮していて間もなく水揚げされたので、水っぽいので不味いです。
上記に挙げた選び方の例は生のカニの選び方です。
次に市場で販売されているカニは生のカニ、生きたままで冷凍されたカニ、茹でてから冷凍したカニの3種類があります。
中でも生きたままで冷凍されたカニはあまり美味しくないので選ばないで下さい。
茹でてから冷凍されたカニの方が美味しいです。
冷凍されたカニの選び方は持った時に重い蟹を選ぶことです。
重い蟹は身が詰まっている証拠です。
また甲羅の色が赤色でお腹の色が白色を選んで下さい。
選び方としては簡単ですが、覚えていないと痛い目にあうので覚えておきましょうね!