マアジの食べ方を知る前に学んでおきたいことがあります。
それは鯵の三枚おろしです。
鯵の三枚おろしをマスターすれば、刺身、天ぷら、フライなどがすぐにできますので、覚えておいて損はありません!
アジをまな板の上において尻尾を右側に頭を左側に置きます。
尻尾から頭の方にある細長いうろこがあるので、それを包丁で沿うように浅く切ります。
この細長いうろこはゼイゴと言います。
『うろこ取り』というものでウロコを取ると良いですよ!
尻尾から頭に向かって全体的にウロコを取っていきましょう。
エラブタを開けて手で右側と左側のエラをつまんで引っ張り出します。
包丁でお腹に切り込みをいれて、流水をかけながら内臓を出します。
黒い部分があるのでこれを全部取ると臭みが残りません。
頭を右に置くと、胸ヒレの付け根に包丁を入れて、腹の中間まで包丁を入れます。
内臓を取ってしまって、お腹の中をキレイに洗い流してしまいます。
背中から中骨に沿って尻尾まで包丁を入れて、尻尾から頭の方に包丁を入れて下ろします。
中骨が付いている身がありますので、これはもう1回頭から尻尾にかけて包丁を入れて切り離します。
お腹の中骨を切り落として抜きます。
手で身の表面をなでて骨を抜いていきます。
最後に皮を引くため、皮を少しだけめくって指で皮を下にして押さえます。
包丁の背側で皮を引くように剥がしていきます。
これでアジの三枚おろしは完成です。
豆知識として、鰺にはマアジ科とムロアジ科などの多くの種類が存在すると申し上げましたが、今回はそのムロアジ科についてご紹介していきます。
ムロアジ科にはムロアジ・アカアジ・インドマルアジ・オアカムロ・クサヤモロ・マルアジ・モロ等の鰺があります。
ムロアジは北海道南部~本州中部以南に生息していることが多く、味が非常に良く脂が乗っていて、干物や刺身・塩焼きで食べられています。
アカアジは本州中部以南~南日本に生息していて、食べ方は刺身や干物にして食べられています。
インドマルアジは沖縄~インド洋の熱帯に生息していて、日本ではあまり食べられていない鰺です。
東南アジアなどで多く漁獲されています。
オアカムロは本州中部以南の西太平洋に生息していて、あまり漁獲されていません。
食べ方は刺身・塩焼き・干物として食べられています。
クサヤモロは伊豆諸島や小笠原諸島に生息しています。
あの臭い魚で有名の「くさや」の干物として使われています。
マルアジは東京湾に生息していて夏に食べると一番美味しいです。
刺身や塩焼き・干物として食べられています。
モロは本州中部大西洋以南のインド洋に生息していて干物用として食べると美味です。
鯵のさばき方の動画を発見しましたので皆さんにご紹介させて頂きます。
こちらの動画は板前さんが実際にさばいていらっしゃるのでめっちゃ見やすい動画ですね。
鱗をウロコ取りで落とし三枚おろしから皮を剥ぐところまでを撮ってくれています!!