シャコはシャコ目シャコ科の生物で海老ではなく蟹でもない生物です。
ですが見た目が少しだけエビに似ています。
それではシャコとシャコの仲間であるトゲシャコ・シリブトシャコ・スジオシャコ・ヨーロッパシャコをご紹介していきますね。
シャコは函館南部以南の日本各地の水深10m~40mの浅い砂泥底に生息し大きさは約15cmあり底曳網や刺網などで漁獲されています。
漁獲されている場所は東京湾・伊勢湾・石狩湾・瀬戸内海です。
砂泥底に浅い穴を掘って生活をしていますが、夜になると穴の近くで小魚・海老類・蟹類をあっという間に食べてしまいます。
穴から出るときはアサリやシジミなどの二枚貝をも餌としているので、貝殻を補脚で叩き壊して身の部分を食べてしまいます。
外見がグロい体をしている上にかなり怖い生物だってことが分かります。
食べ方はシンプルに茹でてお腹の両側を切り尻尾を切って身を取り出して食べるのが一般的ですが、卵であるカツブシも捨てがたいですよ。
4月にはメスは卵を持ちますのでこれを食べると食感がコリコリとして美味しいです。
シャコの旬は4月~8月までの春から夏にかけてで、産地は北海道・愛知県・岡山県・熊本県となっております。
トゲシャコは相模原以南の日本各地~インド西太平洋海域の水深50m~90mの砂泥底に生息し大きさは20cm~25cmあります。
日本よりもタイやベトナムで食べられています。
シリブトシャコは相模原や土佐湾などで水深100m~300mまでの砂泥底に生息し大きさが30cmまで大きくなります。
スジオシャコは東京湾・土佐湾・舞鶴湾の日本各地とインド洋の水深40m~100mまでの砂泥底に生息し大きさが10cmまでしか大きくなれません。
殻は光沢があり艶があります。
日本ではあまり食べられていませんが香港や東アジアなどでよく食べられています。