毛蟹と言うと黄色いミソが甘く美味しいですよね!
北海道でも毛蟹が一番美味しくズワイガニやタラバガニと比べると市場にはあまり出回っておらず、価格は一番高いです。
体全体が小さなブツブツとなっている顆粒と刺さると痛いとげのような毛で覆われているので毛蟹と呼ばれています。
それではクリガニ科の仲間である毛蟹とクリガニの特徴をご紹介していきます。
毛蟹は北海道沿岸・日本海・ベーリング海・アラスカ沿岸などの水深20m~70mの砂泥底に生息し、甲羅の幅の大きさは10cmあり、刺網や籠漁で漁獲されています。
漁獲してもいいサイズは8cmを超えるもの、脱皮して日にちが経っているものです。
約5年経たないと8cm以上になることはできないので漁獲禁止となっています。
オスとメスが交接をする際は、体を安定させるためオスがメスを足で抱きかかえます。
春と秋に産卵期を迎えますが春の方が産卵する数が多いです。
交接をした後のメスはオスによって生殖孔に栓までして、その後は一切交接ができなくなります。
身は柔らかく身の量も多く、味は濃くなく薄くもなくあっさりしすぎずしつこすぎずのちょうどいいお味です。
味噌は甘みがあって蟹類の中では本当に美味しいですし、殻や甲羅は柔らかいので食べることもできます。
食べ方としては茹でたり蒸したり焼いたりして食べられています。
お勧めは蒸し器に入れて食べるのが一番美味しいですね。
旬の時期は9月~2月までの秋から冬の間ですが、4月・5月までの春の間も美味しいです。
毛蟹の選び方は外子が多くないもの、持ってみるとずっしりと重いもの、甲羅を叩くとカンカンと高い音が出るものを選びましょう。
甲羅を叩くと高い音が出るときがあるんですがこれは味噌が詰まっている証拠です。
クリガニは体が五角形に近い形をしていて、北海道東部~ベーリング海・カリフォルニア沿岸の磯付近に生息し甲羅の幅が8cm~10cmあります。
毛蟹の代わりとして食べられますが比べると身の量が少なく味は落ちます。