鯉は日本の国産魚となっており滝を登ることから江戸時代の武士たちに愛されてきた魚です。
滝を登るといってもイメージがあるってだけで実際は滝を登ることはしません。
それでは鯉をご紹介していきます。
コイは日本各地の川や湖~世界各地の温帯・熱帯域に生息し、大きさは1mあり、食べられているコイはほとんど養殖になっています。
天然の鯉は養殖物と比べると体の色が赤い色をしています。
暖かい水でいて澄んでいない水が好きで、冬になると全然餌を食べずに冬眠しますが、食べる餌はタニシなどの底生動物や淡水に住んでいる泥の中の生物を食べています。
鯉の寿命は20歳~70歳くらいまで長く生きることができますので、魚の中では長寿の魚とも言われています。
鯉には食用以外にも観賞用のコイがありその代表が錦鯉と呼ばれていますが、茨城県で養殖されていて、昭和初期~中期くらいまでは高所得者の方々は一匹、数百万円もする錦鯉を飼っていました。
このために錦鯉はかなり高級魚としてのイメージがありますが、本当は錦鯉が全部高い魚というわけではなく、数百円~数万円で購入することができます。
コイの食べ方はほかの魚と違い独特な食べ方であり、コイの洗い・甘露煮・糸造り・コイ濃・味噌漬け・観世汁・鯉つぼつぼなどにして食べられています。
また中国では鯉は真鯛の様にお祝いの席で食べられており、非常に縁起のいい魚として扱われています。
鯉は死んでしまうと生臭さが残ってしまうので生きている物を使って料理をします。
綺麗な水に鯉を入れて泥を吐かせてから締めると泥臭さが取れ、料理をする際には必ず、にが玉と呼ばれている胆のうをつぶすと苦くなるのでつぶさずに取り除かなければいけません。
関東では鯉を春~夏ごろに食べることが多いですが、旬の時期は12月~2月までの冬の間、産地は福島県・群馬県・長野県・宮崎県・福岡県です。
鯉の栄養素はカルシウム・リン・カリウム・亜鉛・銅・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンB1・EPA・DHAなどの栄養素が含まれています。
特にビタミンB1が多く、体が元気になったりむくみや手足のしびれがなくなります。