シジミと言えば二日酔いに効くとよく言われていますね!
昔はよくお酒を飲む人は「お酒を飲んだ後にシジミ汁を食べろ」とまで言われています。
シジミの栄養素には『タウリン』『オルニチン』『ビタミンA』『ビタミンB12』『ビタミンB2』『鉄』『コハク酸』などがあります。
タウリンは動脈硬化予防、糖尿病予防、目の回復、肝機能の働きを良くし、心筋梗塞予防や血液中のコレステロールを下げてくれます。
オルニチンはお酒などのアルコールによってダメージを負い、機能が低下してしまった肝臓を癒してくれたり、身体全体も元気になれます。
縄文時代では貝塚から縄文人がシジミを食べていた跡が残されていたり、江戸時代においても書物などでシジミは解毒作用があったと証拠が残されています。
ビタミンAは暗い所でも目が見えたり、粘膜や皮膚を形成しウィルスから守ってくれるので風邪にも効きます。
ビタミンB12は足りないとイライラしたり、うつ病になったりします。
赤血球を形成してくれる働きがありますので鉄分と一緒に足りないと貧血の恐れがあります。
ビタミンB2は皮膚やあらゆる器官の粘膜を形成しています。
足りないと口内炎、舌炎、口の端が切れたり粘膜がただれたりします。
鉄は血液中のヘモグロビンを形成し、酸素を肺から体全体に運んでくれる働きがあります。
不足してしまうと貧血になり頭が痛くなったり、動悸や息切れをしてしまいます。
コハク酸は旨味成分の元になっています。
よくシジミは身を食べずにだしを飲め!と言う位、美味しさと栄養がたっぷり入っていると言えますね!
新鮮なシジミを選ぶ際には次のポイントを注意してくださいね。
大きく黒々とした艶があり、殻の模様が鮮明であること。
普段は触ると口をしっかりと閉じているが、水につけると管を良く出して水をふくもの。
むき身は身が弾力性に富んで粒がそろっていて、異臭がしなく潮の臭いがするもの。
シジミは本当にだしがめちゃくちゃ美味しいです!
お味噌汁にしなくてもかつおだしと昆布だしを入れて、シジミをいれて煮詰めるとヤバイくらいウマいです!!
シジミの旬は5月~11月までで、1月~2月も寒シジミと呼ばれるので旬と言えます!
日本のスーパーなどで見かけるシジミの名前はヤマトシジミと呼ばれ、ヤマトシジミの産地は茨城県・千葉県・島根県であり、水揚げ量は日本で7割です。
とにかくヤマトシジミが圧倒的な差で他のシジミを追い抜いています。
貝塚からもヤマトシジミの殻が出土しているくらい、日本人は縄文時代から既にヤマトシジミを食べています。
他のシジミを見ていきますと、「寒シジミ」と呼ばれている冬が旬のマシジミがあります。
マシジミはヤマトシジミと比べるとほとんど流通していません。
次にセタシジミは琵琶湖特産のシジミであり、瀬田川でたくさん獲れたのでこの名前が付けられました。
ヤマトシジミと同じく位美味しいと言われています。